令和3年11月22日 子ども虐待防止講演会
更新日:2021年11月22日
11月22日、子どもを守る地域ネットワーク強化事業の一環である「子ども虐待防止講演会」が響ホールで開催されました。
今年度は、県立こころの医療センターの神田秀人院長を講師に「地域で見守り寄り添う支援~子ども虐待を防止するために~『虐待にひそむ発達障害』」と題し講演が行われました。神田先生は「ADHD(注意欠如・多動症)は、約10人に1人と言われている。所謂昔で言うやんちゃな子ども。子どもが幸せに育つためには愛情が必要。愛情をかけるというのはどういうことだと思いますか」などと問いかけながら話し、約110人の教育関係や一般の参加者は熱心に聞いていました。
最後の質問コーナーで『障がいのある子の効果的なほめ方、叱り方、諭し方』を聞かれた神田先生は「その子をよく見てあげてください。例えば『友達に手を上げない』ことは、当たり前かもしれないけれど、その子にとっては衝動を抑えることが難しいのかもしれない。我慢できた努力をほめてあげるようにすること。またダメだった場合でも3つ認めて1つ諭す心づもりで、その子を認めてあげることが大切」とアドバイスし、講演を締めくくりました。