令和4年11月25日 東京オリンピックに出場した中村美樹選手が余目中学校生徒に向けて講演しました。
更新日:2022年11月25日
11月25日、余目中学校に東京オリンピックのアーチェリー競技に出場した中村(岸塚)美樹選手(鶴岡市)が来校し、同校生徒の前で講演を行いました。本講演会は同校PTAが主催したもので、「夢から目標へ」と題し開催。中村選手は、高校時代の恩師の野崎剛先生とともに来校し、拍手の中迎えられました。
中村選手は中学でアーチェリーと出会い、学生時代は全国で活躍されました。日本体育大学在学中にはワールドカップで銀メダルを獲得し、東京オリンピックの代表選手に選抜されるなど輝かしい功績の一方、アーチェリー人生で味わった挫折などについて、自身の経歴を振り返りながら話しました。
ワールドカップで銀メダルを獲得した中村選手は、翌年の代表選考会で落選してしまいます。「だらしなくなっていた」と当時の自分を振り返る中村選手は、鶴岡に帰郷し、野崎先生をコーチに据え、一層練習に励んだとのこと。1日の射撃数を150本から300本に増やすなど、練習量を重ねた中村選手は「オリンピックが夢ではなく目標になったし、出場することではなく金メダルを獲ることが目標になった」と、当時の心境の変化を語りました。
中村選手は自身のオリンピック出場を振り返り、「たくさんの人々に助けられオリンピックに出場できたことに感謝しながら大会を終えられた」と話し、「夢を大きく感じるかどうかは自分次第です。夢中になれることが自分の将来につながります。経験を積み重ねることで選択肢が増えます」と強く語りました。
最後に、自身の今後の目標について、「夢を持つ人を応援したい」、「アーチェリーの知名度と人気アップに貢献したい」、そして「パリオリンピックで金メダルを獲る」と生徒たちに向け宣言しました。今後の中村選手のご活躍に期待です。
講演後、生徒代表の渡邉大翔さん(3年・払田)が「中村さんが自分の弱さを認めどんな逆境でも立ち向かう姿が印象的でした。夢を目標に変え、オリンピックに出場した中村さんはかっこいいと思いました。中村さんの言葉を思い出し自分も頑張りたいです」と感想を話しました。