職員室のつぶやき【令和2年度3学期】
令和3年3月31日(水曜) 今年度も本日で終わり
昨年度末からコロナ禍の影響で休校期間に入り、例年より1ヶ月遅いスタートとなりましたね。遅れたことだけでなく、丸2ヶ月ほど自宅待機の期間があったことで、身体も心も凝り固まってしまった状態となっていました。
3年生は気持ちの準備が不十分なまま最高学年として全校を引っ張る生活でした。運動部の生徒は最後の中総体があるのかないのか、モチベーションを保ちにくい中で新入部員を迎え入れ、自分の身体を作り直す日々。受験に向けての意識もなかなか上がっていかない。そんなスタートとなりました。
1年生はバタバタと小学校を卒業となり、長い空白の時間を期待と不安の中で過ごし、立中へ入学しました。例年であれば4月のゆったりとした生活の中で、少しずつ中学校のリズムに慣れていくところを、駆け足で流れに乗っていく難しさを越えていかなくてはいけない。そんなスタートでした。
そんな中、中だるみの学年という言葉をはね除けるような成長を見せたのが2年生でした。3年生の活躍を一番近くで見て、着実に1年後の自分たちをイメージしてその姿に重ね、確実に大きくなっていきました。3年生が卒業しても、彼らに任せれば安心だという頼もしさすら感じられます。
1年間を大きく振り返ってみれば、コロナ禍の影響がなかったとはけっして言えません。けれども、その影響で立中生の成長が十分でなかったのかと考えれば、それもまたちがいますね。こんな時代だからこそ、生徒だけでなく職員も一緒になり、各行事やふだんの生活、授業や部クラブの活動に至るまで、知恵を出し合って乗り越えてきました。だからこそ得たもの、成長できた面がたくさんあったと想います。
明日からは令和3年度が始まります。どんな1年間が待っているのか。どんな1年間に生徒がしていくのか。今から楽しみですね。
昨年の今頃、玄関に設置されました。今で検温してから登校するのがあたりまえになりましたね。
みんなが願いをこめた七夕飾り。1日でも早く日常を取り戻せますように。今年の七夕の時期までには…
すっかり見慣れた、マスクを装着しての合唱。1年前では考えられなかったですよね。外して歌えるのはいつになるのか。
令和3年3月16日(火曜) 卒業式が実施されました
- 本日立川中学校の卒業式が実施され、男子23名女子8名、計31人が卒業しました。この卒業式に向け、卒業生・在校生ともに準備を頑張ってきました。代表者の言葉は、一つひとつの思い出を噛みしめるように、懐かしむように、力のこもった声で伝えていました。先輩から後輩へと受け継がれる思い、後輩から先輩へ送るはなむけの思い。立中生の心が一つになる、そんな温かい式となりましたね。
保護者の方々が温かく見守っている姿も印象的でした。少しずつ自立し、大人へと近づいていく我が子の姿を、それぞれどんな思いでみていたのでしょうか。立川中学校で過ごした3年間の経験を財産にし、それぞれの未来へと向かって、きっと一歩ずつ前へと進んでいく子どもたちを、これからも応援していきましょう。
卒業生のみなさん・保護者様、本日は本当におめでとうございました。
入場を終えた表情は緊張感がありますね。
一緒に歌う最後の「群青」、とてもきれいでしたね。
卒業証書授与、堂々としていて立派です。
令和3年3月3日(水曜) Crowning glury実施中
今日は「3」が「3」つ並ぶ珍しい日ですね。世間ではひな祭りですが、中3生には公立高校一般入試と卒業式が目の前へと迫ってきました。風に暖かさが感じられ、積み上げられた雪もだいぶ溶けてきましたね。
そんな中、来年度の立中を担う新執行部と各専門委員会が企画し、「Crowning glory」という取り組みをしています。この言葉は「最後を飾る、最高のもの」といった意味があり、自分たちの一年間をまとめるだけでなく、お世話になった3年生を気持ちよく送り出すための活動です。
活動の第一弾として、図書委員会の企画「これで受験生点数&やる気UP」がありました。偉人や先人の名言の中から3年生に送りたい言葉を募集し、昼の放送で紹介しました。また、図書室のある本の中から、勉強法についての紹介もありました。
第二弾は、保健委員会の企画「これであなたの健康を守ります」が続きました。生活習慣や食に関するクイズを放送し、健康への意識を高めました。
第三弾として、放送委員会の企画「思いを込めて」が現在実施されています。1・2年生が3年生との思い出と受験に向けた応援メッセージを、インタビュー形式で送ります。
第四弾も予定されているので、最後まで温かい活動が続いていきますね。学年という横のつながりだけでなく、学年の枠を越えた縦のつながりも折り重なり、大きな布のような立中が作り上げられていきます。
今年度も残りわずか、コロナ禍で苦労も多かった一年間でしたが、よい締めくくりを迎えられることに感謝し、1日を大切にしていってほしいですね。
令和3年2月19日(金曜) 受け継がれる心、育まれる心
先日、生徒総会後に現生徒会執行部から新生徒会執行部への、バトンタッチのセレモニーがありました。そして実務の部分について、具体的な引継ぎも行われました。各自がそれぞれの仕事を再確認し、学校を引っ張っていくという思いで、身が引き締まったのではないでしょうか。あくまでも執行部はみんなに選ばれたリーダーですので、4月に迎え入れる新入生を含め、全校生徒で学校生活をよりよいものにしていってほしいですね。
また、この一週間の中で、講師の先生をお招きして、1学年では「こころ育む講話」、2学年では「保健講話」がありました。「こころ育む講話」では、ストレスはなくすものではない、うまく付き合っていくものだという話がありました。また、心を落ち着ける呼吸をするときのスイッチが、自分のどこにあるのか一緒に探す貴重な体験もできました。「保健講話」では、いのちの尊さや存在していること自体が奇跡的なことであること、みんな家族の思いと努力によって支えられているのだということについて学びました。講話の中で妊婦体験もあり、男子生徒がそのたいへんさを少しではありますが経験することができました。
ふだんの授業とはちがった視点で、自分との向き合い方、周囲とのかかわり方、家族への感謝の気持ちなど、考える機会となりましたね。これからどんどん広い世界で様々な体験をしていく立中生にとって、少しでも心穏やかに余裕を持って生活していくことにつながっていってほしいなと感じました。
思いを托された新執行部、頑張れ!
呼吸で心を落ち着ける、大切ですね!
妊婦さんへの理解が深まったね!
令和3年2月10日(水曜) 1年生ももうすぐ先輩に!
先日、新入生説明会が実施され、1年生が春から立中に入学する小学6年生を歓迎しました。学年生徒会の役員が立派なあいさつをし、この一年間で磨き上げた歌声を校歌で披露しました。また、中学校生活の楽しいところや、小学校生活と変わるところなどを、パワーポイントを使ったりクイズ形式にしたりしながら分かりやすく説明しました。去年同じようにして説明を聞いていた児童たちが、こうやって一年後にまた後輩に説明をする。伝統を引き継ぎながら、気持ちの面でも先輩になっていくんだなと感慨深くなりますね。中学校生活に期待と不安を抱えながら入学を迎える新入生が、今から待ち遠しいです。
3年生は受験モードまっただ中ですが、ここで少しほっこり気分転換。家庭の授業で調理実習がありました。「あまびえ様」をモチーフにした和菓子を作りました。ちょっとイメージした仕上がりとは離れてしまった生徒も数名いるようですが…肩の力を抜いてとても楽しそうに取り組んでしました。ラストスパート、頑張れ。
中学生らしい響く澄んだ歌声、すてきでした!
説明する姿、すっかり先輩に見えますね!
手作りでこのクオリティー!上手!!食べるのがもったいない
令和3年2月5日(金曜) 自分の意見を言葉にする立中生
- 生徒総会が行われ、多くの生徒が積極的に自分の意見を発表する姿が目立ちました。生徒会執行部や各専門委員会の活動報告と来年度の展望の発表があり、それについての賛成・反対や修正の意見が活発に出ました。自ら発言席に行き、自分の意見を全校生徒と教員に対して伝えました。特に今回印象的だったのは、2年生の変化です。前回の生徒総会では3年生が目立っていましたが、それ以上に2年生が自分たちで未来の立中をよくしよう、自分たちの学校なんだ、後輩を引っ張っていこうという熱意と決意に満ちあふれていましたね。校長先生からの講評では、「思うことを行動にすること」の重要性についてお話がありました。正にそれを実践できる力が育ってきていること、自分たちも実感しているのではないでしょうか。会の最後には生徒会執行部の引き継ぎも行われ、来年度更に立中を飛躍させてくれるのだろうなと、わくわく期待してしまいますね。
また、会の始めには山水園様へのトイレットペーパーの贈呈並びに、山形銀行様へのペットボトルキャップの贈呈が行われました。トイレットペーパーは回収した牛乳パックをかえたもので、ペットボトルキャップとあわせて、生徒会執行部が年間を通して地域貢献できることは何かと考え行動した成果です。それに全校生徒やそのご家庭の協力が大きな成果につながりました。こういった地域の中で循環する物・気持ちには温かみがありますね。大切な伝統として、来年度以降もタスキをつないでいってほしいなと思います。
わたしたちにできる地域貢献。大切にしていきましょう。
これだけ多くの生徒が意見を持って参加しています。
つながる立中の伝統と思い。
令和3年1月29日(金曜) 避難訓練、落ち着いた行動を
先日避難訓練が実施されました。今回は理科室からの火災を想定でしたが、昼休みに生徒が様々な場所で活動をしている状況からの開始となりました。これまでは授業中に全員一斉での避難が中心だったので、より実際の避難に近く緊張感があり、柔軟な対応が求められました。非常ベル後の校内放送での指示を静かに聞き、落ち着いて速やかな避難ができました。教員も各フロア隅々まで大きな声で呼びかけながら、逃げ遅れた生徒がいないか確認をしていました。
未曾有の大震災からまもなく10年が過ぎようとしていますが、いつ私たちに災害が降りかかってくるかは分かりません。平穏な日々が続いていくことを願いながらも、少しでも意識を高く、少しでも安全を求めて行動できるよう、こういった訓練を繰り返していくことが大切ですね。各ご家庭でも防災グッズの点検をしてみてはどうでしょうか。
すばやく避難しているのが分かりますね。
校長先生からは風向を意識する重要性など、理科的な視点で避難について話がありました。
避難の様子を先生方から。落ち着いて行動できていましたね。
令和3年1月20日(水曜) 1年生和楽器教室、3年生は入試がスタート!
- 1年生では、今年も和楽器教室が行われました。地域の方を招き、琴と尺八について学びました。大ベテランの方々から、まずはそれぞれの楽器の扱い方や特性を教えて頂き、その後は生徒が実際に演奏に挑みました。最初は指にはめる「爪」のつけかたを間違えたり、弦の弾き方が分からなかったりもしましたが、少しずつ慣れてスムーズに弾きこなす生徒も見られました。楽譜も慣れ親しんだ五線譜に音符が並んでいるものではなく、漢数字や漢字で表されています。そこに順応しながら楽しく取り組む様子を見て、よいものに時代や国境はないなと改めて実感させられました。今日体験した生徒の中から、将来その道に進む人もいるかもしれませんね。とても貴重な体験になりました。
3年生の入試が本格的に始まりました。一部の私立高校の試験や、中には推薦入試が行われた学校もありました。これまでの学校生活のようにみんな一緒ではなく、少しずつそれぞれの選んだ自分の進路に歩み始めることになりますね。選択は常に責任と隣合わせになってきます。どんな選択をしても成功するとは限らず、失敗することも多くありますが、自分で納得した上で自分の意思で選択したものの結果と、向き合って進んでいって欲しいと思います。
指導者の方々のお話を集中して聞いていますね。
次の順番を待ちながら、熱心に楽譜を読んで準備中!
姿勢がよく手つきもすっかり様になっていますね!!
令和3年1月8日(金曜) 2021年の学校生活がスタート
- 明けましておめでとうございます。大雪に囲まれた中で、新学期、新年の学校生活がスタートしましたね。ステイホームが求められる中、それに拍車をかけるような雪になりました。今週末にかけて再度積雪があるようですので、皆さん気をつけましょう。
先日行われた始業式では、各学年の代表者が目標を発表しました。各学年ともに強い決意が感じられました。特に2年生の代表者からは、これから立中を背負って引っ張っていくことへの思いが熱く語られました。また、最後の総体に向け練習を頑張りたいという気持ちも伝わってきました。各部で3年生が引退して約半年が過ぎ、名実ともにチームの中心として引っ張ってきてくれました。コロナが収束し、例年通りの大会が行われると信じて全員で準備をしていってほしいですね。その中で新入生を迎え、今の2年生だけでなく、今の1年生がどう大きく成長して後輩を導いていくのかも楽しみです。
校長先生からは「SDGs」についての話がありました。「持続可能な開発目標」を英語にしたときの略称です。「貧困や教育」「エネルギーや経済成長」「気候変動」についてなど、国際連合193ヶ国で2016年~2030年までの15年間で達成を目指す目標となっています。更に様々な細かい項目や内容になっているのですが、立中で行っているボランティア活動もその活動の1つであるとのことでした。私たちひとりひとりの小さな行動でも世界に貢献していくことができる、心構えが大切ですね。これから学習する中でこれと結びつく事柄もたくさんあるので、視野を広げて将来につなげていきましょう。
残りわずかとなった中学校生活。しっかりと締めくくって進学先での飛躍につなげていこう。
「SDGs」についての話。みんな集中して聞いていました。
1学年の学活での様子。みんなしっかり冬休みの課題を完成できているかな。