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No.02 「人」が一番大事!笑顔あふれる庄内町暮らし

更新日:2021年11月12日


 

國本琢也さん
神奈川県横浜市出身。早稲田大学法学部を中退後、2011年に庄内へ移住。庄内町の農業生産法人「米シスト庄内」に就職し、現在は米農家として米の栽培や米の加工品の製造を行うほか、イベントMCやラジオパーソナリティとしても活動している。毎週月曜日11時~酒田FMハーバーラジオにて冠番組「シャドウ國本のだいたい大丈夫」放送中。
 
國本美鈴さん
埼玉県深谷市出身。早稲田大学国際教養学部卒業後、都内の企業にて商品企画やメディアの編成・PR等を担当。結婚を機に2019年7月に庄内へ移住し、観光PR担当の庄内町地域起こし協力隊としてイベントの企画やSNS等を活用した地域の情報発信などを行うほか、「やまがた庄内観光サイト」等で庄内に関する記事の執筆も行っている。

移住を決めたのは「ノリ」!?

農業経験ゼロからのスタート…始めの頃は苦しかった

 庄内に移住してもうすぐ10年になる琢也さん。大学在学中これからの生き方について考えていたタイミングで、ちょうど庄内町出身の友人から一緒に農業をやらないかとの誘いが。思い切って庄内へ移住することを決め、その友人の父が社長を務める農業法人「米シスト庄内」に就職しました。ものづくりや農業に興味はあったけれど、農業経験は全くなく、始めの頃は大変な時期がしばらく続いたそう。「こっちに来てから免許を取ったので、車がないから休日どこにも行けない。来たばかりだから遊ぶ友達もいないし、場所もよく知らない。楽しいと思えるようになったのは、仕事に慣れて友達ができてからでした。」
 
 そう話す琢也さんは、鶴岡市のカフェに通う中で少しずつ知り合いが増えていったとのこと。次第に仕事にも慣れ気持ちに余裕が出てきたこともあり、ふつふつと「目立ちたい!」という気持ちが湧き、酒田市にあるライブハウスにかけあって芸人活動を開始。それがきっかけでイベントMCを任されるようになり、イベントを通して繋がった仲間からの紹介でラジオのコーナーを担当することに。現在、全国でも珍しい“農家MC”として、県内各地のイベントMCやラジオパーソナリティとして活躍されています。
 
 そして移住して5年たった頃、大きな転機が再び琢也さんに訪れました。仕事で都内に行った際に利用したお店で、当時都内で会社員をしていた美鈴さんに出会います。偶然にも同じ大学出身だったお二人は、その場にいた共通の友人を介して知り合い、その後、遠距離のお付き合いがスタートしました。
 

どこにいても「仕事」は見つかる。でも一緒に生きていきたい「人」はそう簡単に見つけられない。

続けてきた仕事を辞めることへの不安

 琢也さんとのお付き合いの中で、庄内町への移住を少しずつ意識し始めた美鈴さん。ちょうどその頃、以前からやりたかったメディア部門へ異動できることになりまだ都内で仕事を続けたかった上に、知らない土地で一から人間関係を築いて生活したり、就職先を探したりすることに不安があったそう。そんな中、働くママ向けのWEBメディアの立ち上げに携わる機会があり、子育てをしながら様々な働きかたで活躍する女性たちの姿を見たことがきっかけで、「今まで仕事を頑張ってきたんだから、場所を選ばなくても自分次第でこれまでの経験を活かして働けるのでは」と思ったそうです。そして2019年仕事を辞め、琢也さんのいる庄内町で暮らすことを決めました。
 
 元々旅行が大好きだったこともあり、観光系の仕事に興味があった美鈴さん。現在は観光PR担当の地域おこし協力隊として、イベントの企画や観光に関する情報発信を行っています。その他にも、庄内地域の観光情報を紹介するライター活動や、「北庄内地域通訳案内士」という英語ガイドの資格を取得するなど、多彩なスキルで活躍されています。
 

田舎なのに時代を先取り、「続ける」を意識した農業。

農業法人で働きながら、ラジオやイベントMCでも活躍中!

 琢也さんは現在、引き続き「米シスト庄内」の社員として主に自社栽培米を加工したかりんとうの製造を担当している他、個人事業主として米の栽培を行っています。「米シスト庄内」は、まだ農業法人が珍しかった平成10年に設立。米農家が安定して生活できるよう会社員として雇い、管理できなくなりそうな田んぼを借りて管理するなど、農家や田んぼが続くことを考えている会社なんだそうです。そのため、琢也さんは自分の田んぼで作った米を米シスト庄内に卸すことで得た米農家としての収入、米シスト庄内の会社員としての収入の両方を得ています。さらにここ数年は、副業(ラジオ・イベントMC)の収入もあります。
 
昨今、兼業・副業・フリーランスなどの新しい働き方が叫ばれていますが、それよりもずっと前に“サラリーマンでありながら個人事業主”という働き方を実践していた琢也さん。「田舎は遅れている」というマイナスイメージは、もう古いのかもしれません。

「暮らしやすさ」を求め、たどり着いた今。

思っていたほど田舎じゃなかった

 「初めて庄内町に来たとき、家から歩いて行ける距離に、安くて美味しいお店や綺麗な温泉があることに驚きました。正直もっと田舎だと思っていたので…。近隣の都市にも近く、暮らしやすそうだなと思いました。」と話す美鈴さん。特に食べ物については、都会よりも、美味しい物へのハードルが下がったと言います。
 

自分たちの手でリノベーション

 もともと農業に興味はあったけれど、田舎暮らしがしたいわけではなかった琢也さんは、住む場所に対して「暮らしやすさ」を重視していたそう。庄内に暮らし始めて5年経った頃、知り合いから現在のお住まいとなる空き家を紹介され格安で購入。JR余目駅から徒歩3分で、周りには飲食店やスーパーがあり、暮らすのには便利な立地でした。
 「古い家なので、自分たちの手で床をはがして断熱材を入れたり、棚を作ったり壁を塗ったりしてDIYしました。水回りなどはプロに頼みましたが、それ以外は自分たちで手を加えました。」と、琢也さん。梁を活かしたレールライトや手塗りの漆喰の凹凸が可愛らしい壁など、温かみのあるお洒落なリビングは、声で家電の操作ができるスマートホーム化がされていて、暮らしやすさも兼ね備えています。

そこに暮らす人の雰囲気を知るために、まずは一度来てみて。

庄内町での子育てと、これからの國本家

 昨年、男の子が生まれた國本家。庄内町での子育てについて伺うと、「子どもの一時預かりが年5回まで無料なので助かりました。また、身近に気軽に相談できる親族やママ友がいないなか、町が開催している無料の「母乳ミルク育児相談」で助産師さんにマンツーマンで子育てについて、相談することができ、心強かったです。」と美鈴さん。しかしその反面、町に産婦人科や小児科がないことが不便だというお話もありました。
 
 今後について伺うと、現在お住まいの一軒家に、もう少し手を加えてゲストハウスとして運営していきたいと意欲を見せるお二人。琢也さんは、活動の幅を広げるべく、MC活動にも力を入れていきたいと熱意を込めて話します。
 

これから移住を考えている人へ一言

 最後に、これから移住を考えている人に向けてアドバイスを聞いたところ、「一番、人が大事。人次第で楽しくも、つまらなくもなる。素敵な人に会えるか。そこに暮らす人の雰囲気を見るために、まずは気軽に遊びに来てみるといいかも」との答えが。人との縁がきっかけで庄内町に移住し、暮らしを楽しみながら人の縁を広げているお二人らしい言葉です。


 

 どんな場所で生き、どんなつながりの中で生きるのか。移住後の暮らしを楽しむには「人のつながり」が大きくかかわっていることを、このインタビューを通して強く感じました。庄内町には、國本ファミリーをはじめ、魅力的な先輩移住者や地域住民がたくさんいます。お試し移住をする際は、そういった人たちと関わってみると「暮らしを楽しむヒント」がもらえるかもしれません。
 

庄内暮らしの本音を教えて!

Q.庄内町に来て驚いたことは?
 琢也さん「庄内弁。誰に対しても訛って話すことに驚いた!」
 美鈴さん「ゴキブリがいないこと」
Q.好きな場所はありますか?
 琢也さん「カートソレイユ最上川」
 美鈴さん「クラッセ。ご飯も食べられて買い物もできて便利」
Q.庄内町の好きなグルメは?
 琢也さん「庄内町のほしがきさん(干柿バターサンドクッキー)」
 美鈴さん「白いご飯」

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庄内町企画情報課移住定住係

〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字町132番地1
電話番号:0234-42-0228 FAX:0234-42-0893
E-mail:iju@town.shonai.yamagata.jp
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