No.04 スキルを活かしたキッチンカー、庄内町から各地へ!
更新日:2023年4月4日
綴喜真影さん
母の実家がある庄内町で生まれ、神奈川県川崎市で育つ。2019年、庄内町の地域おこし協力隊に着任し、花き栽培に取り組む。昨年地域おこし協力隊を退任し、現在は台湾料理を提供するキッチンカー事業を中心に活躍している。
移住前の暮らし、移住のきっかけについて
これまで住んでいた場所や暮らしについて教えてください。
生まれたのは、母の実家がある旧余目町(現庄内町)です。その後は、転勤が多かった父の仕事の関係で日本各地を転々とし、小学3年生から高校卒業までは神奈川県川崎市に住んでいました。卒業後はフリーターをしながらバックパッカーとして世界各国を旅しました。
25歳からは関東地方で飲食関係の仕事に就き、店長として働いていた時期もあります。30代半ばころからは営業職に就き、千葉県で暮らしていました。
移住のきっかけは?
テレビで地域おこし協力隊の特集を観たのがきっかけです。興味がわいたので調べたところ、ちょうど庄内町が花き栽培担当の協力隊を募集していました。仕事や生活面で関東圏にいる必要がなくなり、サラリーマンのような仕事はしたくないと思っていて…。私の祖父が庄内町で農家をしていたことと、もともと庄内町が好きだったので、自分も庄内町で農家になろうと思い応募しました。
地域おこし協力隊時代の活動について
協力隊時代から関わっている「花き試験ほ場」
初めての花き栽培、不安はありませんでしたか?
粛々とできるものに興味があったので、不安よりは楽しみが大きかったです。実際にやってみてもとても楽しくて…自分の思い通りにならないところもあって、花は奥が深いと感じました。
協力隊2年目の時、このまま花き農家になろうかと考えたことがあったのですが、土地や費用の問題があり、現実的に難しいと思い断念しました。今は農家さんのサポートのもと、花き試験ほ場や種苗センターの手伝いをしています。
現在の活動について
綴喜さんの作るルーロー飯。庄内米が使われている。
キッチンカーの活動を通して、庄内町の関係人口を増やしたい
これからやってみたいことがあれば教えてください。
キッチンカーが集まるイベントや、ハンドメイド作家などを集めたマルシェのようなイベントを、庄内町で開催したいです。近隣の市では開催されていますが、これまで庄内町で開催されたことはありませんでした。また、一回きりのイベントではなく、定期的に開催することで関係人口を増やしていくことにつながると思います。まずは小さくてもいいので、みんなが楽しめるイベントを庄内町で開催したいです。
移住を考えている人へ、メッセージをお願いします。
一度、庄内町に来てみて空気を感じてみてください。合うか合わないか、わかると思います。わたしとしては、こんなにのんびりした良い町はないと思いますよ!
インタビューを終えて
バックパッカーとして各国を旅し、自分のルーツである庄内町にたどり着いた綴喜さん。
キッチンカー「Mon’s kitchen」には、以前の飲食業の経験で培ったスキルや、バックパッカー時代の思い出など、綴喜さんの個性がつまっているのだと感じました。