No.05 健康づくりで地域貢献!エネルギッシュな移住者ママ
更新日:2023年8月1日
堀井さおりさん
千葉県出身、地元を出て都内で不動産関係の仕事に就いたのち、千葉に戻りエステや経理事務の仕事を経験。その後、ヨガインストラクターの資格を取得し、庄内町を中心に活動している。現在、ご主人とお子さん3人の5人暮らし。
山形への旅行が移住につながった
移住前の暮らしについて教えてください。
千葉県に生まれ育ち、転職で数年都内に住んでいたこともありましたが、主人が同じ地元出身でしたので結婚後にまた千葉県へ戻りました。ずっと関東で暮らしていましたが、お義父さんが米沢市に単身赴任していたことやお義母さんの実家が真室川町にあったこともあり、2、3年に一度くらいの頻度で山形県に行っていました。
移住のきっかけは?
2020年の9月頃に山形へ旅行に行った際、最上川近くの公園で子ども達を遊ばせたり、羽黒山の途中まで登ったことがありました。その時に見た風景の美しさや、温泉までのアクセスの良さなどに感動し、当時は長女を妊娠中でしたが2週間で移住を決めました。
山形県への移住を決めてからは、東京・有楽町の「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」で県内全市町村の資料をもらい情報収集をしました。そこで、庄内町の移住者向け補助金や子育て応援住宅について知り、最終的に庄内町に決めました。
庄内暮らしは予想外の出来事も…自身を見つめなおし活動を始める
移住後の暮らしはどうでしたか?
都会よりも空気がキレイなので移住を決めたのですが、日本海特有の気候や寒暖の差が大きいことなど、関東の暮らしとの違いに悩み、なかなかこちらの気候に慣れることができませんでした。
降雪量や冬の暮らしについては調べれば出てきますが、冬の日照時間や寒暖の差については調べても出てこない情報だったので、予想外のことが多く大変でした。
堀井さんが講師を務めたママ向けヨガの様子
予想外の出来事で大変な中でも、現在の活動を始められたきっかけは?
移住後、ドラッグストアで化粧品販売の仕事をしていましたが、庄内の暮らしに慣れず体調を崩してしまったんです。そこで、自分にやれることは何なのか考えなおし、ヨガを勉強し始めました。1、2年前にヨガインストラクターの資格を取り、現在は出張やオンラインで利用できるプライベートヨガや、庄内町のあちこちで講師としてヨガを教えています。
堀井さんが現在の活動で目指していることは何ですか。
庄内町でヨガを広め、悩んでいる方の体質改善のお手伝いをしていきたいです。赤ちゃんからお年寄りまで幅広くヨガを教えていますが、これからは特にシニア向けヨガに力を入れていきたいです。私自身、祖父母のサポートに支えられてきた経験があるので、お年寄りの方々が健康で長生きできるよう、今度は自分がサポートしていければと思っています。
健康づくりを通して地域に貢献したい
これから挑戦したいこと・やってみたいことはありますか?
(ヨガなどの健康づくり活動を通して)地域貢献したいです。先程の質問でもお答えしましたが、庄内町でシニアヨガ・体質改善ヨガを広めていきたいです。
ヨガの他には、食育アドバイザーの資格を活かして「食育セミナー」を開催したいと考えています。庄内でも簡単に手に入るローコストで安心な調味料などを紹介し、普段の食事から気軽に始められるような内容にしたいです。
移住を考えている方へ、ひとことお願いします。
私が日本海側特有の気候や日照不足に悩んだので、移住検討先の気候は調べておいた方が良いです。また、移住先で仕事に就く場合は、都会のお給料と地方のお給料では大きな差があるので、始めの頃は戸惑うかもしれません。
最後に、様々な事業にチャレンジしている堀井さんから見て、活動場所としての庄内町はどうですか?
町の広報誌や町内施設を活用させてもらえるので、活動しやすいです。行政とタッグを組んで活動できるというのは、集客や参加者の安心につながるので有難いです。都会で同じようなことはできないと思います。
お子さんが通っている「認定こども園からふる」にて
インタビューを終えて
3児の母としてもヨガインストラクターとしても、エネルギッシュに活動している堀井さん。都会では難しいことでも、コンパクトな庄内町だからこそ色々なことにチャレンジできると話す姿は、とても輝いて見えました。