花き生産者インタビューNo.01 高橋聡さん(前田野目)
更新日:2023年1月6日
「令和4年度庄内町秋のフラワーショー」にてグランプリ受賞!
11月17日(木曜)から19日(土曜)に行われた「令和4年度庄内町秋のフラワーショー」にて最高賞のグランプリを受賞した、高橋聡さんのハウスを訪ねました。当日は、共に花き栽培を行っている奥さんの久美さんも一緒にお話を伺いました。
嬉しい時も悲しい時も…
他品目で土壌障害に悩まされていた中、県などの指導機関からの斡旋で、ダリアの栽培を始めた高橋さん。花びらと茎のバランス調整がとても難しいが、愛情を込めれば込めるほど綺麗に咲くとのこと。「素敵な花だな~」と購入した人の心に残るようなダリアの栽培を心がけ、そんな思いを込めた花がフラワーショーでグランプリを受賞できたことは、お二人の自信に繋がったそうです。ダリアは嬉しい時も悲しい時も飾られる花であるからこそ、もっと品質の良いものを消費者に届けられるようにしたい、とおっしゃっていました。
季節によって変わる印象
ダリアは芽かきなどの剪定をこまめに行うことで、複数の花を咲かすことができるとのこと。同じ品種でも季節によって淡い色になったり、濃い色になったり…色や形が異なるのが、ダリア栽培の面白いところ。ちなみに気温が安定している5月と10月に一番理想に近いものができるそうです。
「花束にしても存在感があるダリア。その大きさと鮮やかな色はダリアの一番の魅力」と話す聡さん。今回、フラワーショーでグランプリを受賞した「マルコムズホワイト」という品種は人の顔と同じくらい大きく、誰もが立ち止まって見たくなるような圧巻の存在感ですよね!
「高橋さん家のダリア」
高橋さんはふるさと応援寄附金(ふるさと納税)などの通信販売で、全国の消費者にダリアを販売しています。一番良い生育状況のダリアが送られるため、大変評判が良くリピーターも多いそうです。そんな高橋さんご夫婦が目指すのは、通信販売などを通して「高橋さん家のダリア」を広め、多くの方から認知してもらうこと。
お二人の思いが込められた贈り物となっているので、ぜひチェックしてみてください。
※時期によっては掲載が終了している場合がございますので、ご注意ください(令和4年12月26日現在掲載終了中)。
ぜひご家庭で花を
コロナ禍で冠婚葬祭やイベントが縮小された令和2年頃は、かなり花の需要も落ち込みました。しかし最近はウィズコロナ・アフターコロナの動きもあり、多くの方からダリアを購入いただいているそう。実際に花屋や産直に足を運び、「ご家庭でも花を飾ってもらえたら一番の幸せ」と笑顔で話していました。
また秋のフラワーショーで展示された、久美さんが作製したダリアを使ったアレンジフラワーは、他の花との組み合わせで、より一層魅力的なものになっていました。来年度の秋のフラワーショーで購入したり、花屋で花材を揃えて自分でアレンジしたりして、ご家庭で楽しむのも良いですね。
最後に、「花のまち 庄内町」としても、購入してくださる方を思って花き栽培に取り組む高橋さんご夫婦と共に花の魅力をアピールしていきたいと思います。
長持ちのポイント!
茎を斜めに切って水に触れる部分を大きくしたり、葉っぱを取ったりすることでダリアの花が長持ちする、とアドバイスもいただきました。ダリアは1本だけでも家中がとても華やかになりますので、ぜひご家庭で飾ってみてください。
高橋聡さん
ハウス8棟でダリアやトルコギキョウ、ストックを栽培しており、6年前から始めたダリアは、現在ハウス2棟で8品種を栽培している。庄内地方でも10名程度しかいないダリア生産者だが、技術を共有し合い関西を中心に出荷している。
「やまがたフラワーフェスティバル2019」において最高賞の農林水産大臣賞を受賞するなど、さまざまな品評会で受賞している。
お問い合わせ
農林課 農産係
〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字町132-1
電話:0234-42-0169