令和6年度第1回庄内町保健医療福祉推進委員会議事録について
更新日:2024年10月10日
提言・質問
令和6年度第1回庄内町保健医療福祉推進委員会議事録を拝見しました。
その中で、庄内町は全体的に介護サービスを受けやすい状況にあるということが、介護費用額が県内上位である理由だと認識している、係長の言葉に驚きました。
私は、利用者や家族、生活環境に応じて、その人に合ったサービスを選択できるのは、すごいことだと思います。反対に、庄内町に利用できる福祉施設が少ないと思います。また、フレイル(加齢)の認識が低いと思います。
私は、毎日、地元スーパーで働いておりますが、庄内町、喫煙者が多く(タバコ税の税収が安定)、お酒を好む方、ラーメンや菓子パンが好きな方が多いと感じます。買い物のお客様を見ても、ご高齢で足腰や指先の弱い方が多いです。車椅子を利用される方、障がいをお持ちの方、耳の聴こえに難題がある方、様々です。
私は、庄内町の現状をしっかり周知して頂くことが一番だと思います。その上で、住んでいる近くでフレイル事業を増やして頂き、みんなが社会参加しながら、健康を維持できる、循環型福祉社会を構築して頂きたいと願っております。
回答 保健福祉課 介護保険係・高齢者支援係 電話:0234-42-0150、43-0490
貴重なご意見ありがとうございます。
議事録の内容を補足しますと、庄内町は全体的に介護サービスを受けやすい状況にあるということについて、町内は介護サービスを提供する事業所は一定数ありますが、酒田市、鶴岡市ほか庄内管内にも介護サービスを提供する事業所及び介護福祉施設等がありますので、介護サービスを提供する体制はある程度はそろっている状況にあり、利用者がサービスを選択できる環境にあります。
また、庄内町の介護費用額において、65歳以上の第1号被保険者1人1月当たりの額は、例年県内で上位にあります。在宅で受けるサービス、施設に入所して受けるサービス等県内でも高い状況にあります。介護サービスを利用することは町で負担する介護給付費が増えることにつながります。町内に利用できる福祉施設が少ないとのご意見については、介護サービス事業所、介護福祉施設ともに在宅介護を支えるうえでは必要な施設であることは理解しておりますが、これら事業所及び施設を運営するための人材を確保することが、全国的に課題となっております。
また、国からは介護サービス基盤の見直し(大型化、必要なサービスの集約)を図ることと方針がありますし、さらに、施設を増やすことは供給が新たな需要を生むこと、介護給付費の増額は町民の皆様から負担していただいている介護保険料の増額につながることから、新たな事業所及び施設を増やすことには慎重にならざるを得ない状況です。
よって、介護サービスが必要な方に対しては必要な分の介護サービスを適正に提供することが重要であります。また、要介護状態に至る前の健康増進、フレイル予防、そして、要介護状態になっても重度化防止に努めていただくことが、適正な介護保険のあり方と考えられます。「フレイル予防」については、高齢者の方を対象にした事業実施の際には、パンフレットを配布しながら健康寿命延伸に向けた取組を紹介する等周知に努めておりますが、40歳代50歳代等比較的早い時からフレイル予防について意識を持ってもらえるよう取組む必要があると考えております。
また、家から歩いて行ける近くの場所にできるだけたくさんの居場所ができるよう関係機関が連携する体制整備を図り、進めてまいります。