定期予防接種における9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの使用について
更新日:2023年3月20日
令和5年4月1日より、HPVワクチンの定期予防接種で使用できるワクチンについて、従来の2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)の2種類に加えて、9価ワクチン(シルガード9)も公費で接種を受けることができるようになりました。
9価HPVワクチンについて
ワクチンの効果
HPVはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。
ワクチン接種による副反応
9価ワクチン接種後には、以下のような副反応が起こる場合があります。接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずはワクチンを受けた医療機関などの医師にご相談ください。
発生頻度 | 報告されている症状 |
50%以上 | 疼痛(痛み)* |
10~50%未満 | 腫脹(腫れ)*、紅斑(赤み)*、頭痛 |
1~10%未満 | 浮動性めまい(頭がぼーっとしてふらつく感覚)、悪心、下痢、そう痒感(かゆみ)*、発熱、疲労、内出血*など |
1%未満 | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血*、血腫*、倦怠感(だるさ)、硬結*など |
頻度不明 | 感覚鈍麻(刺激に対して感覚が鈍い状態)、失神、四肢痛など |
*ワクチンを接種した部位の症状
ワクチンの交互接種
原則、同じ種類のワクチンで接種完了が推奨されています。これまでに2価または4価のHPVワクチンを1回または2回接種した方で、途中から9価ワクチンを希望する場合は、医師へご相談ください。
9価HPVワクチンの公費接種対象者
定期予防接種
- 小学6年生から高校1年生相当の女性
キャッチアップ接種(令和7年3月31日までの特例)
- 平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女性
- 令和5、6年度に定期予防接種の対象から外れる方
9価HPVワクチンの接種回数
1回目に9価ワクチンを接種した場合のみ、1回目の接種年齢によって、残りの接種回数が変わります。
1回目の接種を15歳の誕生日前日までに受けた場合
1回目の接種から6か月以上の間隔を置いて2回目を接種(合計2回接種が必要)
1回目の接種を15歳になってから受けた場合
1回目の接種から2か月の間隔を置いて2回目、6か月の間隔を置いて3回目を接種(合計3回接種が必要)
関連リンク
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)
お問い合わせ
保健福祉課 健康推進係
〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字町132-1
電話:0234-42-0147