ちっこしむがしのごど 樋渡浩作品展
2016年9月3日(土曜日)から11月20日(日曜日)
入場無料
庄内町在住の樋渡浩氏のエッセイとイラストおよび彫刻作品約30点をご紹介します。
旧余目町出身の樋渡氏は山形大学教育学部で彫刻を学び、卒業後県内で教員となります。教員時代には美術教員仲間と「つぶの会」を設立して精力的に活動をおこない、1985年には山形県美展において彫刻部門の委嘱作家となりました。
また、近年では多数のエッセイも執筆しており、平成24年には高山樗牛(たかやまちょぎゅう)賞を受賞しました。樋渡氏のエッセイでは、暮らしの中のさまざまな余目ことばにスポットがあてられており、余目ことばの語源や用法が、昭和の余目における暮らしのようすとともに綴られています。エッセイにはやわらかなタッチで描かれた自筆のイラストが添えられ、するどい考察が誰にでも親しみやすい形で表現されています。
本展を通し、樋渡氏の多彩な活動や余目の豊かな言語文化に触れてみてください。
樋渡 浩「みしざめ」
樋渡 浩「かめ」